改善へのプロセスを丁寧に説明いたします。

姿勢構造学理論の見地より

説明バナ-

姿勢について

人類の進化

まず『姿勢』という言葉は何を意味しているのでしょうか?

辞典では【からだつき、からだの構えや心の持ち方】などと説明されています。【政治姿勢を正す!】などといった観念的な使われ方もされますね(^^;)。

そんな中、体を取り扱うべき立場の者としては、

【からだの構え】すなわち身体各部位の相対的位置関係(変位:関節のひずみ)、それらが相まって形成される全体のかたちを『姿勢』と捉まえております。

系統発生学的に見たとき、四足歩行から二足歩行となり、さらに人間の祖先となるものが現れたのは、およそ1200万年の昔にさかのぼると言われています。

このように立って歩くことにより、重心は高い位置に存在することになり、全体としては不安定な構造となりました。

もちろん、その不安定さを補正するため、平衡を制御する神経機構も発達するわけですが、

この不安定さが現代人の様々な症状を生み出していると言われています。

良い姿勢とは

  • 神経伝達(動かしたい部位に即座に力が入る)
  • 筋肉の機能(左右、前後、上下で筋力が拮抗している)
  • 関節の動き(充分な可動域がある)

では、良い姿勢とはどのような姿勢のことを申すのでしょうか?

それは、遺伝、生活環境あるいは体格差、メンタルなど多様な要因が組み合わさっているため一律では定義できないことを承知で申しますと、

『神経、筋肉のコントロ-ルが適正に働き、

筋肉の収縮・弛緩が充分に発生し、

骨格、関節や靭帯などの運動器が正常に連係して可動する、

無駄な動き、すなわちエネルギ-消費が少ない姿勢』を、

目指すべき『良い姿勢』と考えております。

大ざっぱに申すと『様々な動作に際して、ある特定の箇所に負荷が集中しない姿勢』という感じです。

問い合わせバナ-

姿勢を崩している状態(例:右腕から指先のしびれ)

姿勢:筋肉の緊張

この方は『右腕から指先のしびれ』でご相談がありました。

黄矢印が筋肉の機能に問題(緊張)が発生している箇所及び方向の代表的なものです。

左下の筋肉図と見比べれば、どの筋肉に問題が生じているかが見えて参ります。

姿勢分析などの様々な検査によって、右下の★位置(左右逆です)で神経干渉が発生していることが解りました。

では、この干渉している筋肉を正常な状態に戻せばよいのですが、

それだけでは長期的な改善に至りません。

  • 背部筋
  • 斜角筋

姿勢を崩している根本原因

靴底

靴底を見せていただきました。

この結果より、太ももの筋肉の一部に大きな問題が認められ、良い姿勢の保持そしてスム-ズな動作も出来なくなっていたことが最も重要な要因であると判断し、問題となる太ももの機能回復を促し、改善に導いて参りました。

姿勢の崩れの原因は一か所とは限りません。

この方の場合は、非常に解りやすい例ですが、当院にお越しになる方々は、要因が幾重にも複雑絡み合っておられる場合が多いです。(関節は約260箇所、神経にいたっては約1億4000万本も存在します。)

 

根本原因を姿勢構造学より客観的に分析

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なつぎ夙川整体