歩くと下肢がしびれて激しく痛む
[男性 45歳] [職種:デスクワーク]
[発症歴]12か月(歩行に支障が出て1か月)
[病院通院歴]あり(MRIにて腰部脊柱管狭窄症と判断される)
[運動習慣]ウォーキング(通院時は中止)
[当院への通院回数]23回(週1~3回)
発症のきっかけ
特に無いが、長時間の座り仕事がいけないのかなぁ?とのこと。
主な症状
- 歩行着地で左脚もも裏とふくらはぎが激しく痛む。
- お尻(両仙腸関節)の鈍痛(立ち姿勢)。
- 足の裏の感覚が鈍い(立ち姿勢)。
- 朝より夕方の方が症状が重い。
- 便秘(薬の服用がほぼ毎回)。
回復履歴
【初回】
ファインスタイン及びケンプテストにて陽性を示すため、
腰部神経根の問題を疑い、
胸腰移行部及び仙腸関節周辺筋の調整を行う。
【2回目~16回目】
主に初回内容を繰り返し行う。
左脚太もも裏、ふくらはぎ痛は緩和。
日常生活にて不便は感じなくなる。
【途中9回目】
右脚太ももに違和感を訴える。
ボネットサインで陽性のため股関節周辺筋の弛緩を施す。
右脚の症状消える。
【17回目】
足裏の感覚異常は消える。
ふくらはぎ痛も消える。
太もも裏の痛みは軽減したが、ファインテストにて陽性を示す。(ケンプテストは陰性)
腰仙骨部へのアプローチに、主たる施術内容を変更。
【ご卒業:32回目】
各種整形学テスト(ファインテスト含む)にて陰性。
【追伸】
便秘に関しては、その後月1~2回のペースで通院頂き、約1年で緩和されました。
なつぎ夙川整体の所見
この方の場合、当初お越し頂いた時点で、
腰椎(腰の脊椎)の湾曲が背中側に変位した状態でしたので、
病院のお見立て通り腰部脊柱管狭窄症(要手術)を疑いました。
ですが、各種検査において、しびれ,痛みの主原因は狭窄ではなく、神経根の問題が重要と判断し施術を勧めました。
発症歴が長いこともあり、筋骨格系の変性も多数観察されましたので、比較的長期のご通院が必要となってしまいました。
発症に際し、この方のように、
『重たいものを持った』とか
『スポーツをしていて‥』など、はっきりとしたきっかけが無い場合は、原因は日常の繰り返しによるものが多く、再発防止の観点より
生活上の注意点やセルフメンテナンス方法を、ご卒業までにしっかりとお話しさせて頂きます。
お電話ありがとうございます、
なつぎ夙川整体でございます。