2年に1度繰り返すひどいぎっくり腰
[女性 44歳] [職種:接客業]
[発症歴]3日前(腰痛は慢性的)
3か月前に事故で腰と膝を痛める。
[病院通院歴]なし(MRIにて腰部脊柱管狭窄症と判断される)
[運動習慣]
マラソン(10km~フル:3か月前の事故後中止)
ラジオ体操(週5回)は継続
[当院への通院回数]10回(週1~2回)
発症のきっかけ
10kgぐらいの物を床から持ち上げようとしたときにグキッときた。
主な症状
- 正面姿勢で上半身が左に大きく傾いている。
- 左ウエスト裏面からお尻の鈍痛(立ち姿勢)。
- 歩行に際し左腰が突っ張る。
- 座るのが不自由。
- お腹を下さすことが多い。
回復履歴
【初回】
痛みの箇所特定のため、押圧テスト及び座位腰部回旋テストを行う。
深層筋ではなく、仙棘筋or中殿筋の問題を疑い、
腸骨稜の変位を調整するため、主に仙腸関節へアプローチ。
歩行時の左腰の突っ張り感はなくなる。
【2回目~3回目】
主に初回内容を繰り返し行う。
腰の違和感はなくなる。
正面姿勢の不全は緩和したが左傾気味は残。
【4~9回目】
日常生活での問題は無くなったので、
正面姿勢の左傾に対する施術方針に変更。
下肢に対する筋力テスト範囲を広げて、
右外側広筋の顕著な弱化を確認。3か月前の事故の状況を再確認。
パトリック、ドロアーテストを実施し、結果、股関節周辺筋の調整を行う。
【ご卒業10回目】
正面姿勢の左傾が解消。
【追伸】
マラソンを再開したい!との要望を受け、体幹強化目的の施術を継続。
骨格の調整及び筋反射の正常化を実施。
自宅でできるヘルスメンテナンス法もご説明。
その後8か月間、月1回の割合でメンテナンスに通って頂きました。
年に数回マラソン大会に出場されているとのことです。
なつぎ夙川整体の所見
この方の場合、初回、跛行(はこう)した状態でお見えになり、
施術用ベットに座るのも不自由な状態でした。
正面からの姿勢の傾きが大きく、典型的な『発症後間もないぎっくり腰』の状態です。
ですので、立った状態で急ぎ痛みを緩和するため、腹圧の調節を試みました。
なんとか座れるようになられたので、座位での施術を初回は実施いたしました。
お電話ありがとうございます、
なつぎ夙川整体でございます。